視能訓練士の仕事内容とは

目の回復訓練を行う視能訓練士

私達が生きていくうえで、目はとても大切です。
目が見えることで人の顔を判断し、
物を見て、物の位置を理解し行動できるのです。

先天的に目が見えないという状況にある方の中には、
その他の感覚が鋭くなり、人の声で今の気持ちが理解出来たり、
音で人が近付いているとか雰囲気で部屋の様子が変わったと判断できる方もいて、
人間というのは本当に素晴らしいと感じます。

しかし後天的に事故などで視力が落ちてしまった場合や、
斜視や弱視等治療が必要な場合もあります。
そんな時、治療と共に目の訓練を指導してくれるのが視能訓練士です。

眼科医の指導のもと、視能検査を行い、
斜視、弱視など目の機能の回復訓練を行います。

視能検査はただ視力を調べるだけではない

運転免許の取得や健康診断などの際に行う目の検査は、
視力や色覚などを調べるもので、視能検査とは違います。

視能検査ではさらに詳細な検査を行っていて、
視力のほか、視野、屈折、調節、色覚、
さらに交角、眼位、瞳孔、涙道などの検査を行います。

このほか、超音波や電気生理学についての検査も行います。
こうした詳細な視能検査によって得られた検査結果によって、
医師は患者さんの目の病気、症状、現在の状況を判断し、
適切な治療を行う事が出来ます。

検査を行う事で隠されていた病気が発見されることもありますし、
視能検査は非常に重要な検査です。

視能訓練士になるためには視能訓練士という国家資格が必要です。
受験資格があり、視能訓練士養成所を卒業、
短大卒以上であり視能訓練士養成所で1年以上修業したもの、
外国の視能訓練士の学校を卒業したもの、という条件があります。

こうした受験資格を得たのちに、国家試験を受験、
合格し視能訓練士となる事が出来ます。

視能訓練士の実際の仕事

視能訓練士は眼科一般検査、視能矯正、
健診業務、リハビリ指導という仕事があります。

眼科一般検査は通常の遠視、
近視など屈折異常に関する検査のほか、
白内障や緑内障などの病気かどうかの検査、
さらにコンタクトレンズの処方についての検査なども行います。

視能矯正では斜視等、両眼機能に異常がある方について、
また斜視などの患者さんに対し、両眼機能を回復させるための訓練を行います。

目の病気についても早期に発見し、
早期に治療を開始する事が大切なので、
検診業務でも視能訓練士が活躍します。

3歳児の健康診査で目の検診を受け持ったり、
就学時の健康診断の際の目の検査、
さらに生活習慣病検診で検査を行います。

視力低下の方について視能機能が回復しないという方については、
早期よりロービジョンケア
(病気、怪我によって視力が低下、視野が狭くなる、
またそうしたことが予見される場合、検査を行い異常個所について治療を行いますが、
治療でうまく回復できない場合、視能訓練士が訓練などでケアする)等行い、
必要であれば補助具などを選定します。

Posted by GRiry7uk